【叢生】主訴:「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」インビザライン症例

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【叢生】主訴:「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」インビザライン症例
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こんにちは。大阪府大阪市にある森ノ宮ファミリー歯科です。
当院で人気の高いマウスピース型矯正装置(インビザライン:Invisalign)による治療例をご紹介します。
インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで歯並びを改善していく方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり食事や歯磨きの際に取り外せることができるため、快適に治療を進めていただけます。
当院の症例を通してインビザラインがどのような歯並びに有効なのか、治療期間はどのくらいかかるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、これから矯正を始める方に具体的なイメージをつかんでいただければ幸いです。
「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方は森ノ宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」をご覧ください。
患者さんの主訴「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」
33歳の女性患者さまは、当初は虫歯の検診を目的に来院されました。
診察を進める中で、
「かみ合わせが悪くてしっかり噛めない」
「歯が重なっていて磨き残しが多く、虫歯になりやすい」
といったお悩みを抱えていることが分かり、矯正治療の必要性が明らかになり、治療を開始する運びとなりました。
|「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」について主治医の見解
診断の結果、上下の歯が全体的に重なり合う「全顎叢生(ぜんがくそうせい)」の状態であることがわかりました。
前歯に位置する側切歯には「交叉咬合(クロスバイト)」が見られ、犬歯の位置も大きくずれている「八重歯」の状態で、審美的にも機能的にも問題がある歯並びでした。
主な原因は、歯が並ぶためのスペースが足りない「顎と歯のアンバランス」によるものです。
【叢生】「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」インビザライン症例の治療内容と結果
|【初診時】問題の原因について主治医の考察
全顎にわたる叢生と咬合のズレ
「全顎叢生(ぜんがくそうせい)」とは、上下の歯列全体にわたってスペース不足が生じ、歯が重なり合ったりねじれたりして整列できない状態を指します。
全体的な歯列の乱れは、歯が並ぶためのスペースが顎に十分確保されていなかったことが主な要因です。
顎の骨格に対して歯のサイズが大きいため、歯が本来の位置に収まりきらず、ねじれたり傾いたりして歯が重なり合っている状態が確認されました。
上顎の側切歯(犬歯の隣の前歯)が下の歯より内側に入る「交叉咬合(クロスバイト)」も確認されました。
目立つ八重歯と乱れた歯列がもたらす見た目の悩み
上顎の犬歯は歯列から外れて飛び出しており、“八重歯”の状態になっていました。
下顎の歯も前後にずれており、全体的に不揃いな印象を与える歯並びでした。
叢生を放置することで懸念される悪影響
叢生によって歯と歯の間が複雑に重なり、磨き残しが出やすくなっていたため、虫歯や歯周病のリスクが高い状態でした。
噛み合わせのズレや、歯列の乱れが他の問題を引き起こす可能性もあるため、以下のような悪影響が懸念されました。
- 歯垢がたまりやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こしやすくなる
- 咬み合わせのズレが顎関節に負担をかけ、顎関節症や肩こり・頭痛の原因になる
- 八重歯による見た目のコンプレックスが続き、人前で笑うことに抵抗を感じる
- 噛みにくさや咀嚼不良が慢性化し、食事や発音に悪影響を及ぼす
|治療方針と治療方法について

便宜抜歯とIPRを組み合わせた、負担の少ない矯正治療
患者さまの歯列を整えるためには、まず歯を並べるための十分なスペースを確保する必要がありました。
上下顎の左右第一小臼歯を1本ずつ、計4本を「便宜抜歯(べんぎばっし)」し、歯の移動スペースを確保する方針をとりました。
抜歯だけでは補えない微細なスペースの調整には、「IPR(アイピーアール/歯間拡大法)」を併用しています。
これにより、歯を無理に削ることなく自然なアーチに近づけるよう配慮しています。
治療には透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」を採用。
目立たず快適に矯正を進められる点が特徴で、食事や歯みがきの際は取り外しが可能なため、清掃性や生活への負担も最小限に抑えることができます。
IPR(歯間拡大法)とは?
IPRは、歯と歯の間を0.2〜0.5mmだけわずかに削ることで、歯を抜かずにスペースを確保できる方法です。
これにより、無理に歯を抜かずに済むため自然で美しい歯列を目指せるだけでなく、患者さまの負担も軽減されます。
クリンチェックで治療を可視化
治療前には「クリンチェック」という3Dシミュレーションを行い、どのように歯が動いていくかを事前に確認します。
|【矯正開始1年3ヶ月】八重歯が改善、スペース閉鎖が順調に
抜歯後のスペースに向けて歯を動かし始め、特に目立っていた八重歯がきれいに整ってきました。
重なっていた歯同士のすき間も徐々に閉じていき、歯列の全体的な印象が変わり始めました。
|【矯正開始2年】歯列矯正と噛み合わせの安定
全体の歯並びが整ってきた段階で、微調整に移行。
上下のかみ合わせの精度を高める調整が中心となり、安定した咀嚼(そしゃく)を目指して調整を進めました。
|【矯正開始3年4ヶ月】主訴が改善し、最終調整へ
主訴であった「かみ合わせの悪さ」は大きく改善され、上下の歯が自然に噛み合うようになりました。
現在は最終的な噛み合わせの微調整を続けており、仕上げの段階に入っています。
|【顔つきの変化】「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」インビザライン症例

正面写真での変化
叢生による歯列のガタつきが解消され、歯の見え方が美しく整いました。
初診時に目立っていた八重歯も自然な位置に収まり、笑ったときの印象も柔らかく変化しています。
横顔写真での変化
かみ合わせの改善により、頬や口元のバランスが整い、口元の緊張感も和らぎました。
しっかり噛めるようになったことで、日常生活での不快感も減り、食事や会話がよりスムーズに行えるようになりました。
「【叢生】主訴:「噛み合わせを整えて、虫歯になりにくくしたい」インビザライン症例」のまとめ
「かみ合わせが悪い」「しっかり噛めない」といったお悩みに対して、インビザライン矯正と便宜抜歯、IPRを組み合わせた治療により、機能面・審美面ともに大きな改善を実現できました。
現在は矯正治療の最終段階として、噛み合わせの精密な仕上げを行っています。
「歯並びは気になるが時間がかかるのでは?」や「自分の歯並びがインビザライン矯正で治るの?」と不安になり勇気が出ずに一歩踏み出せない方は勇気を振り絞って是非、一度お問合せ下さい。
|歯並びのお悩み、森ノ宮ファミリー歯科にご相談ください
「歯並びが気になるけど、治療に時間がかかるのはちょっと…」「私の歯並びでも、インビザラインで治るのかしら?」
そう思って、なかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
森ノ宮ファミリー歯科は、そんな皆様のお悩みを解消し、理想の笑顔へと導きます。
豊富な経験と実績を持つ森ノ宮ファミリー歯科では透明なマウスピース(インビザライン)矯正の治療をメインに行っております。
当院はインビザライン・プラチナ・エリート・プロバイダーに認定されており、矯正の専門知識・技術のあるスタッフが対応いたします。

最初から最後まで、担当医が責任を持って治療にあたります
インビザライン矯正はもちろん、噛み合わせなど歯に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
森ノ宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」より、お問い合わせをお待ちしております。