【叢生】主訴:「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」インビザライン症例

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【叢生】主訴:「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」インビザライン症例
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こんにちは。大阪府大阪市にある森之宮ファミリー歯科です。
当院で人気の高いマウスピース型矯正装置(インビザライン:Invisalign)による治療例をご紹介します。
インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで歯並びを改善していく方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり食事や歯磨きの際に取り外せることができるため、快適に治療を進めていただけます。
当院の症例を通してインビザラインがどのような歯並びに有効なのか、治療期間はどのくらいかかるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、これから矯正を始める方に具体的なイメージをつかんでいただければ幸いです。
「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方は森之宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」をご覧ください。
患者さんの主訴「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」
今回ご紹介するのは、26歳女性の患者様です。
「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」というお悩みを抱えて、森之宮ファミリー歯科にご相談くださいました。
初診のきっかけはホワイトニングでしたが、その場で歯並びの相談を希望され、矯正治療を開始する流れとなりました。
┃「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」について主治医の見解
診察の結果、歯が複雑に重なっている「叢生(そうせい)」、前歯の上下がずれて噛み合わない「クロスバイト」、さらに外側へ飛び出した犬歯(低位唇側転位)、いわゆる八重歯が認められました。
このような歯並びは見た目だけでなく、歯磨きのしにくさや清掃不良を招き、虫歯や歯周病のリスクを高めます。
また、かみ合わせや発音・咀嚼にも支障をきたす可能性があります。
【叢生】「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」インビザライン症例の治療内容と結果
┃【初診時】問題の原因について主治医の考察
初診時写真で確認された口腔状態
初診時の写真では上下左右に歯が重なって生えており、前歯が内側に入り込んでいる箇所もありました。
側切歯のクロスバイトによって正しいかみ合わせができておらず、口を閉じにくい状態も見られました。
発症の背景にある複合的な要因
このような歯並びの乱れは遺伝に加え、指しゃぶりや舌のクセ(舌癖)、口呼吸、生え変わりの時期のズレなど、さまざまな生活習慣や成長段階の影響が関係しています。
これらの因子が重なることで、歯列のバランスが崩れ、自然なかみ合わせが阻害されてしまいます。
日常生活への影響と放置するリスク
歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくい場所が多くなり、磨き残しが生じやすくなります。
その結果、虫歯や歯ぐきの炎症(歯周病)のリスクが高まります。
さらに歯列の崩れが進行すると、口元の印象が暗くなり、笑顔や表情にも影響を与えてしまいます。
┃治療方針と治療方法について

インビザラインと便宜抜歯を組み合わせた治療
患者さまには、透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」を使用した矯正を選択しました。
歯が並ぶためのスペースが足りなかったため、上下左右の第一小臼歯を計4本抜歯(便宜抜歯)することでスペースを確保しました。
IPRで歯を抜かずにスペースを広げる工夫
微細な調整には「IPR(アイピーアール/歯間削合)」を併用します。
これは歯の幅を0.2〜0.5mmだけ削ることで、抜歯をせずに歯を動かすためのわずかなスペースをつくる方法で、治療の精度と仕上がりに大きく貢献します。
治療のサポートに役立つクリンチェック
マウスピース矯正では、治療前に「クリンチェック」という3Dシミュレーションを行い、歯の動きを事前に可視化します。
これにより最終的な仕上がりや通院期間の目安が確認でき、患者さまにも安心して治療に臨んでいただけます。
┃【矯正開始1年目】叢生・クロスバイトの改善
マウスピースの装着と抜歯によるスペース確保を進め、歯並びのガタガタ(叢生)や、上下の前歯の噛み合わせ(クロスバイト)が改善されてきました。
歯が並ぶことで、清掃性も徐々に向上しました。
┃【矯正開始4年目】仕上げ段階の微調整へ
現在は矯正治療4年目。
比較的慎重に進めたため時間はかかっていますが、仕上げの段階に入っており、患者さまのご希望に沿った微調整を続けています。
┃【顔つきの変化】「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」インビザライン症例

犬歯の改善で輪郭がすっきり
治療を進める中で、歯並びの改善とともに「顔つき」にも変化が現れました。
特に外に飛び出していた犬歯がしっかりと歯列内に収まったことで、頬まわりやフェイスラインがすっきりと整い、横顔の印象が大きく変化しました。
口元の動きが自然に
口元も改善され、これまでは閉じにくかった唇が自然に閉じられるようになったことで、口元の力みが取れた印象に。
これにより、顔全体のバランスが自然でやわらかい雰囲気に変化しています。
表情の印象が明るく変化
笑ったときの印象も大きく変わり、以前より明るく清潔感のある表情が見られるようになりました。
「【叢生】主訴:「ガタガタの前歯で、発音や咀嚼がしづらい」インビザライン症例」のまとめ
主訴だった「重なった歯を治して、清潔感を出したい」というご希望に対して、審美面・機能面の双方から大きな改善が得られました。
4年間という長い治療期間の中で、見た目もかみ合わせも整い、患者さまにとって納得のいく仕上がりが見えてきています。
現在は最終調整段階にあり、咬合(こうごう/かみ合わせ)の安定と美しさをさらに高める仕上げを進行中です。
┃歯並びのお悩み、森之宮ファミリー歯科にご相談ください
「歯並びが気になるけど、治療に時間がかかるのはちょっと…」「私の歯並びでも、インビザラインで治るのかしら?」
そう思って、なかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
森之宮ファミリー歯科は、そんな皆様のお悩みを解消し、理想の笑顔へと導きます。
豊富な経験と実績を持つ森之宮ファミリー歯科では透明なマウスピース(インビザライン)矯正の治療をメインに行っております。
当院はインビザライン・プラチナ・エリート・プロバイダーに認定されており、矯正の専門知識・技術のあるスタッフが対応いたします。
最初から最後まで、担当医が責任を持って治療にあたります
インビザライン矯正はもちろん、噛み合わせなど歯に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
森之宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」より、お問い合わせをお待ちしております。