【開咬】主訴:「前歯で噛むことができない」
インビザライン症例

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【開咬】主訴:「前歯で噛むことができない」インビザライン症例
こんにちは。大阪府大阪市にある森之宮ファミリー歯科です。
当院で人気の高いマウスピース型矯正装置(インビザライン:Invisalign)による治療例をご紹介します。
インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで歯並びを改善していく方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり食事や歯磨きの際に取り外せることができるため、快適に治療を進めていただけます。
当院の症例を通してインビザラインがどのような歯並びに有効なのか、治療期間はどのくらいかかるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、これから矯正を始める方に具体的なイメージをつかんでいただければ幸いです。
「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方は森之宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」をご覧ください。
患者さんの主訴
「前歯で食べ物をうまく噛み切れない」
患者様の背景と主訴
今回ご紹介するのは24歳の女性患者様です。主な悩みは「前歯で食べ物をうまく噛み切れない」ということでした。
奥歯はしっかりと当たっているのに前歯がまったく噛み合わない状況は、日々の食生活に大きなストレスをもたらします。
加えて、人と話す際にも前歯が噛み合っていないことで発音に違和感があり、見た目の面でもコンプレックスを感じていました。
開咬(オープンバイト)の特徴と問題点
いわゆる「開咬(オープンバイト)」とは、上下の奥歯はしっかり当たっているのに前歯だけが噛み合わない状態を指します。
これが続くと前歯で食べ物を切れず、発音(特にサ行・タ行)に問題が出たり、審美性に影響を及ぼすなど、多くのリスクを抱えることになります。
【開咬】「前歯で噛むことができない」
インビザライン症例の治療内容と結果
初診の状態と原因、治療方法の解説

初診時の状態:前歯の噛み合わせゼロ
診断の結果、患者様の前歯が大きく開いており、かみ合わせが奥歯だけに頼る「開咬(オープンバイト)」であることが分かりました。
これには幼少期の指しゃぶりや、おしゃぶり、舌を前に押す癖(悪習癖)などが長期的に影響していたようです。
また、口呼吸の習慣や歯の生え替わりのタイミングがずれたことも、開咬を引き起こす原因になっている可能性があります。
治療方法:インビザライン&IPR、親知らずの抜歯

今回のケースでは、奥歯を後ろに移動させて前歯が自然に当たるスペースを作るため、親知らず(8番)だけを抜歯しました。
その上で、インビザラインという透明なマウスピースを使用し、歯並びを徐々に整えていきます。
さらに、必要に応じて IPR(歯間拡大法) を行います。
歯と歯の間を0.2〜0.5mmほど削ってスペースを確保することで抜歯本数を最小限に抑え、患者様の負担を軽減する計画を立てました。
【矯正開始4ヶ月】
奥歯の移動でスペース確保

治療開始から約5ヶ月間は、奥歯を後方へ動かすことで前歯が収まるためのスペースづくりに集中します。
インビザライン専用の3Dシミュレーションソフト「クリンチェック」で歯の動きを0.1mm単位で把握しながら月ごとの定期検診で実際のお口の状態を確認し、必要に応じてIPRを慎重に行いました。
【矯正開始10ヶ月】
歯列アーチの変化

矯正治療開始から11ヶ月が経過した頃には歯列のアーチがV字型からU字型へ変わり始め、前歯が噛み合う準備が整いつつあるのが見られます。
これによって患者様も目に見える変化を実感し、モチベーションを維持しやすくなります。
【矯正開始1年3ヶ月】
さらに大きな改善

治療開始から1年5ヶ月が経過した段階では、前歯が噛み合う直前の状態にまで至る方もいます。
個人差がありますが、この頃には口元の見た目にも明らかな変化が見られ、発音や日常の食事にもプラスの影響が出てきます。
【矯正開始2年4ヶ月(現在)】
仕上げ段階へ

治療開始から2年4ヶ月が経過した現在では開咬はほぼ改善され、前歯で食べ物を噛み切れるようになりました。
まだ治療は終わりではなく最終的なかみ合わせの微調整を続ける段階ですが、患者様は食事のストレスから解放され、日常生活の質が大きく向上したと感じられています。
【顔つきの変化】
「前歯で噛むことができない」
インビザライン症例

治療前と比べて、歯を見せて笑うときの印象が大きく変わったと患者様ご本人が実感されています。
以前は前歯が噛み合わない状態だったため、自然に笑おうとすると前歯の開きが気になり人前で口元を隠してしまうこともあったようです。
インビザライン治療で前歯がしっかりと並びはじめると笑ったときの見た目が整い、口元に対するコンプレックスが大幅に軽減されました。
特に正面から見た印象に大きな違いがあり、写真を撮る際や会話中にも自信を持って笑えるようになったといいます。
一方、横顔のシルエットに関しては大きな変化が見られないという点も、この症例の特徴です。
開咬が改善しても必ずしも顎の位置や輪郭が大きく変わるわけではなく、あくまで前歯の噛み合わせと正面からの口元の印象がメインで変化しました。
患者様にとっては笑顔で正面を向いたときの見た目が大きな悩みだったため、その部分が改善されたことで日常生活の満足度が上がったと感じられています。
「【開咬】主訴:「前歯で噛むことができない」インビザライン症例」のまとめ

2年ほどの矯正で歯並びを整え、前歯が噛み合うようにかみ合わせを改善することができました。
開咬は食事に大きく関わる噛み合わせなので、矯正によって前歯で食べ物を噛み切れるようになれば毎日の食生活の質がぐっと向上する可能性があります。
長年悩まされてきた前歯の噛み合わせの乱れやガタガタも、インビザライン矯正治療によってきれいに整えることができます。
さらに3Dシミュレーションソフト(クリンチェック)を用いることで、現在の歯並びがどのように動いていくのかを視覚的に把握しながら治療を進めることが可能です。
患者様にも治療過程がわかりやすく説明できるため、安心して受けていただけます。
いかがでしたでしょうか。今回は「開咬」を主訴に「前歯で噛むことができない」という症状を抱えていた症例をご紹介しました。
「かみ合わせが気になる」「食事中に前歯を使えない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
長年抱えてきた悩みも、インビザライン矯正によって解決へ向かうかもしれません。
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当院はインビザライン・プラチナ・エリート・プロバイダーに認定されており、矯正の専門知識・技術のあるスタッフが対応いたします。
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矯正専門医が責任を持って治療いたします
最初から最後まで、矯正専門の担当医が責任を持って治療にあたります。
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