【叢生】主訴:「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」インビザライン症例

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【叢生】主訴:「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」インビザライン症例
限定解除項目

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項目 |
内容 |
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通院時年齢 |
25歳 |
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性別 |
女性 |
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通院目的 |
マウスピース矯正治療 |
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診断 |
叢生 |
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治療内容 |
インビザライン矯正(抜歯) |
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治療期間・回数 |
3年7ヶ月/43回 ※現在も矯正中 |
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費用 |
698,000円(税別) ※自由診療 |
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リスク・副作用 |
マウスピース型矯正装置(アライナー)は着けていない間は歯が動かないため、決められた時間きちんと装着することが治療成功の鍵となります。 装着時間を守って1〜2週間ごとに新しいマウスピースへと着け替えることが大切です。 |
こんにちは。大阪府大阪市にある森ノ宮ファミリー歯科です。
当院で人気の高いマウスピース型矯正装置(インビザライン:Invisalign)による治療例をご紹介します。
インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピースを装着することで歯並びを改善していく方法です。
従来のワイヤー矯正とは異なり食事や歯磨きの際に取り外せることができるため、快適に治療を進めていただけます。
当院の症例を通してインビザラインがどのような歯並びに有効なのか、治療期間はどのくらいかかるのか、費用はどのくらいかかるのかなど、これから矯正を始める方に具体的なイメージをつかんでいただければ幸いです。
「そもそもインビザラインって何?」と疑問に感じられた方や、インビザラインについての基礎知識を知りたい方は森ノ宮ファミリー歯科の「マウスピース矯正治療専門サイト」をご覧ください。
患者さんの主訴「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」
前歯のガタつきと噛み合わせの悪さが気になり、来院された25歳の女性の症例です。
見た目の乱れに加えて、上下の歯のバランスや噛み心地に違和感があり、ご本人も日常生活への不安を感じておられました。
「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」について主治医の見解
診察の結果、上顎前歯部に明らかな叢生が見られ、さらに「一歯対一歯咬合(いっしたいいっしこうごう)」と呼ばれる咬み合わせの不正も確認されました。
本来であれば、1本の歯が上下2本の歯と噛み合う「一歯対二歯咬合(いっしたいにしこうごう)」が理想とされますが、このケースでは上下1本ずつの歯が噛み合っている状態で、噛み合わせの安定性が低くなっていました。
そのまま放置すれば、一部の歯に過度な負担がかかり、歯の摩耗や移動、さらには顎関節への影響が生じる可能性もあるため、見た目の改善に加えて、機能面からも矯正治療が必要と判断しました。
【叢生】「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」インビザライン症例の治療内容と結果
【初診時】問題の原因について主治医の考察

インビザライン症例(初診時)
初診時の歯並びと診断内容
初診時の写真では、上顎の前歯に強いガタつきが見られ、歯が密集して一部が重なり合って生えていました。
噛み合わせも不安定で、左右の奥歯が正しいバランスで機能していない状態でした。
発症の要因と咬合異常の影響
叢生は、歯が生えるスペースが足りないことが原因で起こります。
顎の大きさに対して歯のサイズが大きすぎると、並びきれずに前後や斜めにずれて生えてしまいます。
今回のケースでは、上顎前歯の並びが特に不規則で、咬み合わせも”一歯対一歯”という状態になっており、長期的に放置すると顎や他の歯への負担が大きくなる恐れがありました。
放置した場合の口腔全体への影響

このような叢生と咬合不良を放置していると、以下のような問題が生じるリスクがあります。
- 歯の重なりによる磨き残しから虫歯や歯周病が発生しやすくなる
- 咬合力のバランスが悪く、歯がすり減ったり動いたりしやすくなる
- 顎の関節に違和感や痛みを感じやすくなる
- 審美的なストレスが蓄積し、笑顔に自信が持てなくなる
治療方針と治療方法について

インビザラインによる快適な矯正
本症例では、透明なマウスピース型の矯正装置「インビザライン」を採用し、見た目の目立ちにくさと取り外し可能な利便性を活かしながら治療を進めました。
歯列の乱れと咬み合わせの改善を両立するために、事前に歯を動かすスペースを確保する設計が重要なポイントとなっています。
抜歯によるスペース確保と歯列の整備
上顎のスペース不足を解消するため、上顎左右の第4小臼歯(4番目の歯)を便宜的に抜歯し、歯がきれいに並ぶスペースを確保。
その上で、マウスピースを段階的に交換しながら、前歯を後方に移動させて咬合バランスを整えていきました。
クリンチェックで歯の動きを事前にシミュレーション
インビザライン矯正では、治療開始前に「クリンチェック」と呼ばれる3Dシミュレーションを行います。
今回は、どのように歯列を後方移動させ、スペースを確保して並べるかを事前に可視化し、精密に治療を進行しました。
患者さま自身が、治療の進み方やゴールをイメージしながら取り組めるのも、インビザラインならではの大きなメリットです。
【矯正開始 11ヶ月】抜歯後のスペース活用と歯の移動

治療開始から11ヶ月目には、上顎左右の第4小臼歯の抜歯を終え、インビザラインによる歯列の整備を本格的にスタート。
ゆっくりとしたペースではありましたが、確実に歯の位置が改善し始めています。
【矯正開始 2年7ヶ月】前歯の整列と咬合バランスの安定化

治療から2年7ヶ月が経過した段階で、前歯のガタつきがさらに大きく改善され、全体の咬み合わせも安定してきました。
上下の歯がバランスよく噛み合うようになり、咬合に伴う違和感も軽減されてきました。
【矯正開始 3年7ヶ月(現在)】前歯の微調整と仕上げ段階へ

現在は、主訴だった前歯のガタつきがほぼ改善されており、わずかに残るスペースを閉じながら、前歯の位置を丁寧に整える微調整を行っています。
治療期間は長期にわたっていますが、患者さまは生活スタイルに合わせたペースで、前向きに治療に取り組まれてきました。
【顔つきの変化】「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」インビザライン症例

治療前は前歯の不揃いな並びが目立ち、表情が少し硬く見えていました。
現在は歯並びが整い、口元がすっきりしたことで、柔らかく自然な笑顔が印象的になりました。
「【叢生】主訴:「上下の歯のバランスを整えて、正しく咬みたい」インビザライン症例」のまとめ

前歯のガタつきと噛み合わせの不安を抱えて来院された本症例。
診断の結果、見た目の叢生だけでなく、咬合のアンバランスという機能的な問題も併発していました。インビザライン矯正に便宜抜歯とIPRを併用することで、審美面と機能面の両方で大きな改善が見られました。
現在は仕上げの段階に入り、最終的な微調整を進めています。長期間にわたる治療でも確実に前進しているこの症例は、同じような悩みを持つ方への後押しとなるはずです。
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豊富な経験と実績を持つ森ノ宮ファミリー歯科では透明なマウスピース(インビザライン)矯正の治療をメインに行っております。
当院はインビザライン・プラチナ・エリート・プロバイダーに認定されており、矯正の専門知識・技術のあるスタッフが対応いたします。
最初から最後まで、担当医が責任を持って治療にあたります
インビザライン矯正はもちろん、噛み合わせなど歯に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
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